2025.06.10
名言とフィジコー
私、名言や前向き発言みたいなものが好きなんですが、嫌いな部分もありますw
辛いときでもどんなに困難でも前に行くんだ!
歩みを止めるな!失敗しても前に行け!上を向け!胸を張れ!
そんなことを言ってもやることが間違っていれば現実問題としてどうにもならないことだってあるんでね。
失敗して何故失敗したかをちゃんと下と後ろ向きながら確認して上や前を向かなければ、普通にまた同じところで躓きます。
物事は前と上だけじゃないんだから全方向から見れば良くね?の話です。
自分に足りないのは学習能力だったのということを見ましょうねと。
さて、私は水泳出身のボクシングコーチです。
水泳出身から見たボクシング練習は如何に無駄なものが多いかはこれまでも言ってきましたが、その原因について思うことを書いてみます。
例えば、水泳は水に入る以外の筋トレやフィジカルのことを「補強」と言って「補助的強化」としっかりと定義付けされています。
あくまでも水の中での練習が練習です。
ボクシングには水泳のように「水に入るか入らないか?」という明確な違いが無いのです。
基本的に「ボクシングの練習」とされているものの中には、分類をしたらフィジカルトレーニングに当たる縄跳びやサンドバッグなどが沢山組み込まれていることが多いですし、そのほとんどでパンチを打ちます。
水泳なら水に入るかどうか?で明確な違いがあるので気づけることも、ボクシングは補強でもパンチを打つ行為があるが故に気づけないということです。
だーかーらー余計にソレをメイン級に頑張ってしまうのですよ。
これね、ステーキの付け合わせをどれだけ美味しく出来るか??に尽力しているってことなのですよ。
・いやいや、肉を美味しく焼いてくれよって話です。
ただ、お肉と一緒に野菜も楽しみ、トータル的な満足度を上げるという面で見れば→補強が要らないと言っている訳ではないのですが、、、。
やはり料理ではわかることもスポーツという点で「体が資本」「いつかこの努力が実を結ぶときが来る」みたいなものを履き違えがちなのが全体像かなと。
練習なんて普通に裏切りますよ。
よく意味の無い練習をずっと続けて、引退したあとに「思うような結果は出なかったけれど、やり続けるという忍耐を学んだ」とか言いますわな。
やり続けることが正しくなければ結果は出ないんだということを学べと思いませんか?
これもね、目的地は北海道だったけど、沖縄に走っちゃってることに気づかずに→走り続けたことで体力が付きました。と同じなんですよ。
何年もやって付けたのは体力ですかと。
名言に自分を寄せた、その実は勘違いヤローにはなりたくないものですな。

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