2025.05.08
メイウェザーの凄さ
先日のボクシングですが、井上選手がKO勝ちをしましたね。
凄く色々なことを言われていますが、私的にはメイウェザーの価値が上がる試合だったなと思います。
一応見ますが、最近はエンジョイの凄さが浮き彫りになる試合でしかなく、有名選手と言えど何も感じなくなりました。
明らかに倒しに行く井上選手はココ数試合はダウンを貰っています。
以前の井上選手ならば絶対に食わない、その距離に居ないところでのダウンです。
わざと貰った、多少リスクは犯す、勝てば良い、勝ったんだから良い。
というのは結果論であって、貰わないことを前提にした場合、貰うことが既に良くないとなります。
何より、それらをした上で10秒間動きが止まれば結果論が逆になりますのでね。
そのリスクは取るべきリスクではないというわけです。
メイウェザーは階級を上げて体重が重くなればなるほどディフェンシブに移行しました。
それがどれほど凄い選択なのかというのは、エンジョイの人間にしかわからないことだと思います。
日本では「逃げ」ですし、「あれだけ打ち合う気が無く、ディフェンスに特化したらそれはボクシングではない」くらいにしか思われないでしょう。
倒そうなんてまるで思っていない、正に貰わないことにシフトしたのですね。
人気が出てお客さんが観たいのはKO勝利ですが、そこをなんとも思わずにディフェンシブなボクシングを徹底して自身のキャリアを守りました。
お客さんが観ていて面白い試合というのは得てして激しいファイトですが、残酷に殴り合うことに感動を覚えるならばファンでもなんでもないとすら思います。
もしこれが自分の子どもならば→そんなんでは壊れるぞ!戦い方を考えなきゃダメだぞ?と忠告するはずです。
自分の息子ならそんなことは言わない!だからお金を払って他人のを見ているんだ!ならば、それが野蛮な考えだと言っているのですね。
先日、ヤッチがどうしてもボクサーの本能が出て打ちに行ってしまうという記事を書きました。
ミスを誘って取れるところで取る。それはわかります。がミスを誘いたいが故に近いときが多かったり、煩悩の取りたいが見えるよと。
多いということは近い距離で居る時間が長いということ→そこにはリスクがあるということです。
捌き切れば良いが頭にあればまず違うのは距離になります。だから前提を忘れるななのですね。
遠いところに居れば、相手は無理やりでも近くに入ってこようとする→それを誘い水とした方が安全だぞいと。
メイウェザーの試合はタッチゲームなどと揶揄されていました。
ボクシングであってボクシングにあらずのような言われ方です。
ですが、既存から見たらそうですが、エンジョイから見ればあれこそがボクシングです。
そういうものを追求して欲しいなと思った次第で御座います。
ヤッチが倒される=どういうことなのか想像してくんちぇ(^^)/

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