2025.05.05
効率の良さの追求と舐めプがそうさせる
ヤッチが先日パラ復帰をしました。
半年ぶりです。
なんかこの半年は長かったようで短く、私とヤッチは怪我で一時後退、後藤さんはエンジョイ会が終了し、こちらに来るまでの小休止。
いよいよ少しずつ動き出せる兆しが見えて凄く嬉しい復帰となりました。
さて、内容ですが右のパンチはほぼ封印して左だけでやっておりましたが、右を封印したからどうのではなくまだまだヤッチのケツの青さを感じております。
やっぱりね、ボクサーの本能の部分だったり性格的なものが出てくるのですね。
私が小さい頃から言っている赤い炎をメラメラ燃やすのではなく、青い炎で冷静にねということに尽きるのですが…
何でもないところは青い炎で居れるのですが、赤い炎に転じて攻撃をしてしまうと言いますかね。
エンジョイは何もさせない何も起きない状況を最良としていますが、ヤッチは冷静に青い炎で居ながら赤い炎の起こし所を探っている様子が伺えるのですよ。
・相手はこうだからこうすれば取れる
・大体このパターンでやるとこうだからココが隙だな
・こっちから来るときはこうだからそこを狙おう
一見、建設的な思考に見えて、これ全て点数を取ってやろうとするが故の行動ですし、パンチを当ててやろうとする思考ですのでね。
これは既存のボクシングとあまり変わらない思考です。
ハッキリ言いまして、パンチなんか今日教えた人ですら点数を取れと指示を出したら出せるわけですので、前提である何もさせない・触らせない・さばき切る・0-0で良いということが如何に難しいかの理解がまだ足りていません。
というのもね、ヤッチの効率追求癖が理解を妨げていると私は見ています。
ヤッチはこの会員様にはこの練習、この練習と場面場面で引き出しを作ろうとしますのよ。
ただ、先日で言えば、一度も触らせない・近寄らせない・さばき切る・0-0で良いと思っているのだなと見ていてわかる場面が無かったということは??
前提を忘れているか?わかってると高をくくっているか?からのポイント練習だけの搔い摘みになってしまっているということなのですね。
具体的にはこうです。
→前提の触らせないをキッチリ意識した上で、それでもそうなっちゃったらこのパターン・この流れならこの引き出し。なら全体の流れを把握した上でのポイント練習になるのでOKです。
→前提がわかっていないと→最初からそれを出そうとする→それが出る最適な距離に居続けることが多くなってしまっている→これは知識の搔い摘みや知識のひけらかしと同じなのでNGなのです。
昔、亀海という選手がL字をやり出して肩でパンチを受けたいがために肩を前に突き出して近寄り→捌き切れずに負けるというのがありましたが、これは全体像をわかっていないが故にこうなってしまったという例です。
ヤッチはこの状態です。
もっと深いところでの話ですが、ヤッチは試合と同じようにやりたいと思いながら試合では絶対にやらないような舐めプをする癖がありますのね。
これはエンジョイ的挑発とも違う、明らかな気を抜いた行動という意味です。
○○さんならこれで良い。
これはエンジョイ練習会でもそうでしたが、RくんやSさんというなんとしても勝ちたい人や絶対に負けたくない人には、絶対に貰わない意識MAXでやりますので、そうそう貰い方はしませんでしたのよ。
ただ、そうじゃない人になるとどこかで気を抜く癖があるのですね。
完全に貰わない距離でしっかり休む休憩とも違う意味のただただ油断したという瞬間です。
先日のHさんの例なら、Hさんというドファイター相手に至近距離で気を抜くというような場面です。
後藤さんが試合のときは世界チャンピオン相手だと思ってやれ!!と言う真意は絶対に舐めることなく油断することなく気を抜かずに集中しきれ!!ということです。
抜け目ないようで抜け目だらけのメンタルなことに気づかねばなりません。
SGCさんとの差はココだと思っていましてね?
SGCさんは誰が相手だろうと絶対に貰いたくない。
その意識があるので舐めプになんか絶対にならないのですね。
取れるところで取れば良い。まずは絶対に貰わないことに徹しよう。
これがあるからSGCさんは強いですしヤッチは負けたんです。
沢山学んで最高のスキルで台湾を唸らせてほしいと思います(^^)

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