最近、KZMさんがしっかり伸びております。
前回のパラでは14Rで11-0。
昨日のパラでは14Rで5-1。
数字だけ観ればKZMさんが1点も取れてないじゃん!となりますが、そういうことではりませんのがパラです。
14Rで5-1ということは、9Rは点数の動きが無いRということなので、パラスタート2ヶ月でヤッチ相手に点数を取らせないというのは至難の業で御座います。
少し前の記事にも書いたようにパラボックスは単なる点の取り合いゲームにあらず、点の取らせない合いゲームです。
なので0-0を最高のボクシングとしていますし、低スコアはGOODなのです。
正直ね、なーにも知らない方が見れば「練習なんだから手数出してもっと殴り合えよ」と感じるしかないだろうなというくらい「分かり易い動き」というのはありません。
が!!!!!知っている人から見ると、何も動きが無いように見えて、その実、物凄く細かい駆け引きがあって超楽しいのですよ。
私目線では
・今のKZMさんの○○は▽▽だな!
・今のヤッチは○○の◇◇だな!
・多分ヤッチが当てたいのは●●で、そのための伏線だからKZMさん引っかからないでくれ!
のように見えていて、冗談抜きでそんじょそこらのボクシングを観るより、スキルを感じることが出来てめちゃくちゃ楽しいのですよ。
それはそうと、今回の一番はKZMさんが初めてヤッチから生粋の1点を取った&ヤッチが点数を取返しに行かなくなったということです。
2か月間、KZMさんはヤッチから1点も取れていなかったのですね。
マグレで何回か点数は取りましたが、パラは1-1になるとスコア相殺で0-0に戻るというルールがあり、これまではヤッチが点を取り返しにくるので、あっさり取り返されていたからです。
今回は前々日のトレーニングがマンツーだった際に練習していたことがスッと出ての加点でしたので、取れちゃった点数ではなく、取るべくして取った点数だったのでKZMさんも私も嬉しい初得点でした(^^)
ヤッチはというと、以前までは加点されると→エンジョイ練習会ではそうでもないけれど→一般会員様相手にはすぐに取り返しに行くというのがありました。
「見てわかるレベルで相手を追う」というのがあったのですね。
正直、ヤッチが点数を取りにいけば、会員様との攻撃力の差だけであっさり取り返すことは可能です。
が、これはエンジョイ的には「煩悩」なのですよ。
取られた!取り返さなきゃ!→→→距離・ポジション・焦り・当てたい・取りたいという気持ちは、これまでの流れや積み重ねを台無しにしてしまう僅かな崩れを生み出すからです。
ただただ、一般会員様だから!取れるから!どうのこうのでは「試合の想定はいずこへ?どこの誰を見て練習して何を目指してる?」状態になってしまうのですね。
ヤッチ的にはエンジョイ知識として&ほかのエンジョイ練習会の選手たちを見て頭ではわかっていることだけれど?
どうしても一般会員様にはそうなってしまっているな?というのが見え隠れしていたので、今回はRが終わって「クソー!!!」とは言いましたが「見てわかる相手を追う」が無くなり、気持ちが動きに連動しなくなったのが成長ポイントです。
次は、「思うことすらせずにトータルで勝てばOKベイベー」くらいのPOPな自分を作り上げてほしいなと思います。
パラボックスの注意点として、1段階目で点数取り合いっこゲームじゃないよというのはクリア出来たと思います。
点数取り合いっこゲームというのを→これがもし試合なら?の仮定をすると、パンチを貰った→ムキになる、打ち気に走るという「最悪の癖を練習で作り上げている」ことになってしまうからねと☆
2段階目が今です。
0-0が理想的な終わり方であるならば??
お互いが全く動かなければ0-0である。
ただ、実際はそうじゃなく、動きがある中で点数のやり取りは生じる。
であれば??
何もない展開の中、考えなしに先に動いたら負けると知れ!!です。
ヤッチは試合で経験してるからわかるべ!
先に動くなら更に奥の手を準備しましょうね 先の後の先ということです。
さぁ~~~本日の夜までに色々考えてきてくださいねww
書いていて思いますが、パラの良いところは1人が伸びると、そこへの対応という部分で全員が自動的に頭脳戦を繰り広げるところです☆
この積み重ねでエンジョイ歴半年のヤッチとSGCさんも2ヶ月のKZMさんもメキメキと超上手くなっているのがわかるので、コーチ冥利に尽きますよね(^^)/
今日も楽しみ☆