図景・安積・久留米エリアのトレーニングジム 郡山市　ボクシングジム

早いもので万引き少年でお母さんの背中の後ろから、大人に恨みでもあんのかな？

と、感じるような目付きで私に警戒をした表情でこちらを見ていたヤッチも２５歳になりました。

今でこそ私より大きいヤッチくんですが、当時は１３０㎝台の身長だったので、そんなヤッチの１０円ハゲを見下ろして笑うのを堪えておりましたけどもｗｗ


昔、付き合っていた彼女がこう言って来たのを覚えているんです。

「今日、千葉さんに、今はそのままでも良いけど、２５歳過ぎてそのままならもう変われないよって言われたんだよね」

なんとなくですがそれが頭に有った私は「じゃあ俺は２４歳までになんとかしないと」と思ったのを強烈に覚えているのですね。

当時の私は仕事は続かず、世の中なんかなーにも面白くない世界だと思っていたけれど、なんとか変えなきゃと焦っていた時期です。

そして、２４歳の誕生日に税務署と合同庁舎に何をやるのか決まっておらんのに開業届だけを無理やり出してきましたのよｗｗ

職員に「なにで独立されますか？」と聞かれ「決まってません」と答えて、とんでもないバカが来たという顔をされた記憶がありますｗ

今思えば、パワープレイで良かったですし、確かにそのまま２５歳を越えていたら人生に絶望して、ずっとそのままだったろうなと痛感しています。


さてさてヤッチくんはこの５年深く沈んでおりました。

なげーんだよ！！なんぼほど待たせんじゃい！！ですｗｗ

・・・上記の私の経験や周りの人達の統計的にも間違いではないなという感覚があるが故に、「ヤッチが２５歳になるまでに変わらなかったら終わりだろう」と感じていたのですね。

あんなに素直＆ボクシングを楽しそうにやっていた＆私とお父さんと一緒に切磋琢磨していた＆くだらんイタズラや美味い飯を食いながら頑張ってきた、、、

そんなヤッチの変わり果てた姿を見るのは、とても心が痛いもので正直何度も諦めかけましたのよ。

実際、ジンやタクちゃんの前では「もうアイツはダメかも知れんな。全体像が何も見えておらん」と漏らしたことも１度や２度ではありません。

ただただ、ヤッチは今までどんな時でも私が出す２択を間違わなかったというところは信頼しているという、それだけが「もうお前なんか一人でやれや」と匙を投げなかった理由です。

ヤッチへの信頼はある。

これは単なる反抗期。

それがわかっているから今は見守るしかないとわかっている→反抗期はダメなことではなく正しい成長→であれば思う存分反抗させてやらないと、それこそ後々がめんどいと分かり切っているので、無理やりパワープレイで引き戻すことが出来なかったのですね。

大人の反抗期だから厄介なのもある、方向は間違ってはいるけれど、それが純粋に強くなりたい一心というのが出所なので、余計に無下にもできない。

そんな歯がゆさや悔しさを感じる５年間でした。


が、後藤さんとの出会いや最近の私のブログ攻撃によって段々と心が解放されていくヤッチを感じれるまでになりました。

２５歳までに間に合って良かった。心の底から本当に良かった。

ヤッチくんより少し先に生まれた私から見て、２５歳はそれくらい大きな意味を持つ年齢です。


私は基本、自分の子どもでも誕生日におめでとうとは思っていませんｗ

諸行無常の空の中に生きる「人」なのに、３６５日の１日だけがおめでたい日ってなんやねんと思うからです。(・∀・)

もっと言うと、記念日を重んじる人って特別扱いされたいアホが多くて、記念日以外を軽んじている人が多いよねと。。。

そんな冷めた私ですが、今回のヤッチの何がおめでたいって、タイムリミットの２５歳までにしっかりとこの５年間の全てや試合の負けも自分自身の負けも受け入れて、耳が痛いことでも言い訳することなく、ここまでこれたということです。

それが本当に嬉しい☆

ヤッチくんが変わってくれたお陰で、私もようやく動き出せます。

あとはワタクシメが「ヤッチくん世界取るぞ計画」に必要な最後の２ピースをがっちりハメてやるから待っとれ(^^)/

…お誕生日おめでとうございます☆☆