2024.07.28
なんか泣きそうになったパンチ
今週も例の如くエンジョイ参加後は興奮して眠れません。
帰りの車内でヤッチと反省点や良かったところを確認し合い、帰ってからは一人まとめ作業をしているといつもこの時間です。
めちゃくちゃ楽しいぞw
今日はジーンと来たパンチがありましてね。
練習の最後のラウンド→ヤッチが1点取れば3点先取で勝ちという場面でした。
そこでスムーズにスッと出たパンチがミットコードでやっているショルダー→アッパーというパンチでした。
ミットコードに組み込まれているので、そのパンチだけをやっているという訳ではありませんが、練習で何万発と打ちこんだ中のパンチが出たというのを一緒にやってきているのでジーンと来ましたのよ。
他のパンチは要所要所で普通に出てはいるのにコノパンチだけは何故ジーンときたか?ですが。。
ヤッチの一番ダメなパターンにならずに出たというのが有るからです。
下がらせられる→ロープを背負う→打ってくださいとばかりにガードを上げて留まる→当然打たれる これが悪い癖だったのですね。
今回は→2点先取→後がない相手が出てくる→ロープに詰る→誘っていくつかパンチの応酬(ここで負けてない)→仕切り直しにきた相手の1発狙いにキレイに合わせたカウンター。
という流れだったのですよ。
終わったあとに私はすぐに聞きました。
「最後のパンチは無意識?狙ってた?」
「無意識です!」
後藤さん曰く「攻撃は水物」なので、水物として咄嗟に出たパンチがミットコードで何千何万とやったパンチだったということは体が反射的に反応したということなのですよ。
これがミットコードの真髄なのではないかと思っていましてね。
エンジョイスタイルは練習で考えに考え、試合では最高のパフォーマンスを自分自身が楽しむだけ!なので、アレ打ってやろう、こう来たらこうやってやろう。と考えているようじゃ遅いのですね。
知らない人が聞いたら、冷静に考えているのだからソレはソレで良いのではないか?と思うかもしれませんし、、、
世界チャンピオンが「こうだったからこうやった!そういうのを組み立てていた」と言えばだれもが信じてしまうことでも、エンジョイでは良しとしないはずなのです。
ちょっとした思考回路を経由のすると、その遅さから「ん?違うな・・次はこうしてみよう」では思考の2度手間になり遅いですし、後手後手になってからでは力みに繋がります。
更にそれに付随した色々な思考が何よりエンジョイの妨げになるはずで、エンジョイスタイルは徹しきることが出来なければ全てが中途半端になってしまうということがありますのよ。
これ、エンジョイの穴とか諸刃の剣という意味じゃありませんよ??
全選手が勝ちへ1%でも近づく努力をするのと同じで、最高にエンジョイしようと思ったら100%徹することを重要視するのは当然だよね?という意味ですからね。
そんなこんなで・・・最後のパンチを自分が最も苦手としていた&1日の最後の勝負というあの場面で無意識で出たということは大きいのです(^^)/
これでまた一皮むけるなと感じるパンチでした。
エンジョイに出会う前の私はヤッチに距離感と口を酸っぱく言い続けました。
体格を活かして距離を保ち、相手は打てない、自分は打てる、カウンターも打てる、その速さがある、それだけで充分だと。
裏を返せば、今までのパターンからだと詰められたら負けると思っていたのですね。
新人王レベルなら詰められたときの対処法をやるだけでOKと思っていましたが、先日も書いたようにこれ以上上を目指すにはもっと何かが必要だと感じていました。
なんとなくヤッチの完成像はありましたが、それを完璧に体系化したのがエンジョイスタイルであり、ミットコードとパラボックスです。
そして、今日の1発だったという訳です。
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