2024.06.14
あるアマチュアボクサーから連絡が来た件
タイトルの件ですが、このブログを読んだ県内のアマチュア選手から電話が来ました。
※私の考えをブログにしてみるから読んで理解したら来てくださいとお伝えしてあります。
どんな電話が来たか?
「自分の行っているジムはこうしないさいばかりで、全然選手ファーストじゃない。集中してやっているのに自分の考えも知らないで言ってくるのでうるさいんです。」
「エンジョイジムなら自分の考えるボクシングを出来そうなので電話しました!週2回くらいになりますが一緒に練習させてください」
惜しいぞ!と言いたい!そのボクシングへの違和感はわかる!!!
ただ!!!
まず、全体的に言えることで私はこういう他責思考の選手はまず伸びないと思っています。
伸びる選手に共通する第一段階目の条件と言っても過言ではない「我の強さの中にある柔軟な考え」」とは全く異なるものだからです。
必ず頭打ちする時が来ますし、その理由は最終的に応援者が居なくなり相手にされなくなるからです。
そして、選手ファーストを勘違いしているというのもあります。
よほど選手のことをどうでも良いと思っているコーチじゃない限り、選手とコーチは二人三脚ですし、選手が負ければ同じように悔しい嬉しい泣ける楽しいのは同じです。
試合実行者やボクシングの表現者は選手だから選手ファーストというだけであり、伴走者にはコーチが居るということを知らないボクサーはどの道崩れます。
私もヤッチと失敗しかけましたが、どちらが先にという話ではなくコミュニケーションで済む話ですし、それをやらないであーだこーだはお互いの時間と選手生命の無駄です。
選手ファーストの真意を知らず、独りよがりな勘違いは最終的には誰にも相手にされなくなるからです。
不満を抱え態度に出すことというのは多分一番簡単なことなのですね。
何か自分にとっての不都合が起きたら、まずは一番最初に感じる感情だからです。
そこで大事なのが、誰に言うのか言わないのか?それをどう伝えるのか?どこまで伝えるのか?どういう立ち振る舞いをするのか??だったりします。
仕事の話に例えると、仕事内容は好きだけど人間関係は嫌いだから仕事は辞める!ということが多いと全く同じですので、自分が変わらない限りボクシングを嫌いになることすら充分に有り得る思考を自分は持っていると思ってみては如何でしょうか??
私もマダールのグローブ提供選手なんかを見ていると実績と立ち振る舞いの上手さは確実に比例し、第二の条件だったりするのだなと感じています。
集中してやっているに関していえば、話のニュアンス的には「黙々とやっているのにあーだこーだ言われて嫌だ」のような感じと推測できましたが…
鬼気迫る感じで誰も寄せ付けない感じでの練習というのは、一見するとストイックに見えたりもしないことはない様子ですが、その実、余裕の無さや楽しむことを忘れただけ状態だったりします。
それを否定するわけではありませんが、その感じでやっていくなら→その後の周囲への配慮というギャップが必要ですし「いや俺は自分のためにやってるから周囲なんて関係ない」と言うのならば、それは周囲も同じことなのでその雰囲気は出すべきではないよねという話です。
そうなるとただただとっつきにくいだけの人なので、これも相手にされなくなります。
エンジョイボクシングというものを深堀すればするほど、そういった練習態度や考えとは無縁になるはずですし、そういった考えに陥りそうになっているOR陥っている自分を客観視して「態度を正す・セルフコントロールの重要さ」に気づくはずです。
それがわからないうちは単なるスタイルのコピーでしかなく「メイウェザーの真似事をしているストイックを勘違いしたとっつきにくい奴」と、エンジョイスタイルをわからない人から揶揄されてしまう恰好の的にしかならなくなるということは理解したほうが良いのですね(^^)
エンジョイスタイルはわかる人にしかわからないボクシングといつも書いておりますが、それは指導者だけではなく選手にも言えることです。
有難いことにエンジョイジムを「特別なことを教えてくれるジム」と捉えているかも知れませんが…
確かにエンジョイスタイルを教えることは出来て、選手自身がいくら模造しても外身のスタイルだけにとどまり中身の真意・意図・核に至らなければ、必ず頭打ちします。
選手が表現者なので理解度が70%なら70%の表現者となるからです。
これめちゃくちゃ大事なことを言っておりますので、これが選手ファーストなブログだと思えませんのなら無理ですよーん(*^^)v

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