2024.06.12
フィジカルトレーニング
フィジカルトレーニングは必要だが補助的な意味合いでなければいけない。
そんなことを確信しております。
そう言えば遠い記憶の水泳時代、プールで泳ぐ以外のトレーニングの総称を『補強』と言って、あくまでも補助的なトレーニングという認識だったことを思い出しました。
例えば、体幹トレーニングなどをすると、水の抵抗を受けない水中姿勢が保たれるので→速くなるというより落ちないのですね。
建築物で言ったらメインの柱があるけれど?メイン柱に耐久年数をプラスし柱を劣化させない補強パーツがフィジカルトレーニングです。
フィジカルトレーニングに心酔し過ぎるということは、パーツをひたすら選び抜いてアレじゃないコレじゃないとやっているのとあまり変わらないパターンだったりしますのよ。
例えば、パンチ力を高めたいとします。
単純に◯◯力というのは筋肉量と比例している場合がほとんどであり、階級制の格闘技において筋肉量の違いに左右されてしまうものは無駄とまでは言わないけれど。。。みたいなね。
今のパンチ力が100だとする
↓
150にしたい
↓
筋トレをする
↓
150にするには2キロの筋肉増量が理論上必要になるとする
↓
またまた理論上2キロの筋肉量を増やすにはボディビルダーでも10ヶ月は掛かる
↓
仮に2キロの筋肉が付いたとしても?豚肩ロースなんかと同じように脂肪もセットでついてくる
↓
今の階級に居ることは難しくなる
↓
上の階級にいけばまたパワーが足りなくなる
↓
また筋トレし続けなければいけない
というようなイタチごっこをし続けなければいけないのですよ。
もっといえば??
ボクシングってパンチ力の競い合いではないですので、補強部分であるはずのフィジカルに心血を注いで本気でメインにしようとしている人が多いのかな?と感じます。
もちろん、首や腹など実際に殴られる部分を分厚く太くしておく、硬くしておく等は必須ですが、認識としては補強しておかなかったばかりにボディを効かされ→自分のスキルが著しく劣化してしまわないように、、、くらいの補強という位置づけです。
そもそもですが、フィジカルは前述の通り、階級制のスポーツにおいて階級を上げなくてはいけなくなってしまうこと・パワーは同じ体重であるが故に相手との差が付きにくい、、、という伸び率の悪さが出てしまいます。
スキルはやればやった分だけ身に付きますので、伸びるほうで伸ばすほうが断然良いよねと(・∀・)

いいね!

いいね!
4