2024.05.18
行き着くところに行き着く練習
昨日もヤッチ、Sさん、Hさんと練習でしたが、SさんとHさんの伸び率が半端じゃないのですよ。
本当に良い練習が出来ています★
スコア的には??
5/8
ヤッチ VS Sさん 14-3
ヤッチ VS Hさん 23-1
5/17
ヤッチ VS Sさん 15-7
ヤッチ VS Hさん 18-3
という感じに、Sさんは取られる点数は変わりないけど取れるようになり、Hさんは取られる点数が減ってきました。
この練習の何が良いかというのが、タイトルの通り「行き着くところに行き着く練習」だということです。
例えば、今日の練習のテーマは「取るより取られるな!」ですが、ここが肝というところでして、取りに行く=隙が出来る→点数取られる なのですが、こうなるとヤッチは点数的に追い上げられてしまう理由が3つあります。
と、言いますのも、ボクサーの性が故に「攻撃」が擦り込まれているので、相手が来なければヤッチは攻撃を仕掛け隙が出来るという理由が1つめ&ヤッチという自分より強い相手に殴られたくないという一心で「守り」に徹したSさんとHさんに攻撃チャンス数が増えるからというのが2つめです。
3つめは、攻め気になったヤッチは「距離が狂う」というのがありまして、元々が勝ち気で短気ということがあり「近くでぶっ飛ばしたい」という「欲」があります。
飛んでるのは自分の恵まれた手足の長さを忘れたヤッチなんです 笑
この3つを合わせた構造はどうなっているか??というと??
守りに徹するSさんとHさんに痺れを切らしたヤッチが出る→距離が狂う→自分も届くが相手も届く→SさんとHさんには「相手のミス待ちに専念する」という指示をしているのでソコを突ける。
という全体像になります★
面白いですね(^^)/
意識が攻撃か?守りか?どちらに向いているかでチャンス回数が増えるということです。
ただ、それでもヤッチが勝てているのは何故か??というと、それもまた「攻撃回数が多いから」ですが…
「勝てば官軍」的な思考は「やれりゃ誰でも良い」と同じ考えなので良しとしないのですね。例えがアレでスミマセン。
仮に相手がプロで対戦相手なら危険な1発になってしまう可能性もありますし、そういう想定で練習したほうが得策だよねという話なのです。
まぁ年齢だけで言ったら40歳の数日前まで完膚なきまでにボコボコにしていたお二人に、この数回の練習でここまで点数を取れなくなって取られることも増えてきたとなると「実質ヤッチの負け」です(^^)/
「実質ヤッチの負け」から言うと、この実戦練習の良いところは私の持論でもある「強い人が勝つのではなく負けないことに徹した人が勝つ」練習においては「負けないことに徹した人が伸びる」というところです。
何もない起きない起こさせない、、、テレビで見ている人なら「殴り合え!」と思うような波の無い展開に痺れを切らして動いたほうが負け!という剣道的な要素に如何に持ち込み、ソレを良しと出来るかに全て掛かっていると言っても過言ではないのです。
例えば、私は麻雀をたまにやるのですが「早く上がってやろう!」という気持ちが強すぎて、テンパイ即リーチなんかをかける人って弱かったりするんですよ。
あとは、大した点数にもならないのに安いアガリ手のリーチで仕掛け、逃げられなくなり→ほかの人の満貫放銃とかねww
※麻雀用語を知らない方すみません
ここからはコーチとして感じたことですが、私はヤッチが伸びる指示ではなく「SさんとHさんが伸びる指示」に徹しています。
追い上げられたほうが気づくからです。
だんだん上手くなり猛追するSさんとHさんに出す指示によってヤッチが何故点数を取れなくなるか??
上記の全体像以外の話をすると「ヤッチが打ち気になっている」×「SさんとHさんの構えは同じ」=「ヤッチが狙ってくる場所が高確率でボディ起点」というのがありますのよ。
頭のライトを点けたら1点というゲームですが、頭のライトは横に付いていてボディはお腹の真ん中となると??
ヤッチは考え着くのも自然に出るのも後ろ重心にして以前より20センチくらい後ろにあって届きにくい頭を狙うパンチではない→いくら頭を後ろに倒しても前に残るボディを狙うようになる→ヤッチの勝てるポイントはどこか?→完全にスピードなのでスピード勝負してくる→フックとストレートのどちらが速い&届く?→ボディへのジャブからの上の攻撃 となるだろう!となります。
となれば、SさんとHさんへの指示は「8割方ボディから来るからボディは構えで締めて、頭は思い切り後ろに引いて左右だけ注意→ヤッチが前のめりになったらバン!」という感じでして…
ヤッチをコントロール出来るのですよww
今日、ヤッチが点数を取られたのは「事故」ではなく「作戦」でしたが、sさんがヤッチに取られた点数は「コレをやって取られるならコウだけど?防ぎきれないのはあるよね~」という「事故」みたいなものでしたので、取られ方の質も変わってきますし、これまた試合ならこの差はデカイのです。
sさんとhさんはこのパターンで来させてこうすれば良いというシンプルなところに行き着きますし、ヤッチは練習後に「次から絶対に自分からいかないようにしねーと!」と、全員が「気づき」を得ますし「後出しジャンケンは絶対に負けない」というところに行き着くというのが最高なんですよ(・∀・)
さぁ~~~~~~ヤッチ・sさん・hさん次回まで考えて考えておきましょうね☺楽しみ!!
ps
あーーーー今日はこれから東京なのにパッと目が覚めて、この爆伸びする3人を見ているのが楽しすぎて興奮をブログ書いてしまいました(^^)
行って参ります★
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