2024.04.23
キッズボクシングをやろうかなと思ったけども辞めようと思った話
前記事のことから俺が一丁やったろうかな!また連戦連勝のキッズを作り出していこうかな!!
と、思いましたけども早々に「あ、やっぱ辞めた!」となりました。
ヤッチと私の練習を見たどこかのジムの親御さんからチラホラお問い合わせ頂いていますが、やりませんww
というのも、キッズをやるには親の理解が必要なのですが、ヤッチのお父さんを超える親は出てこないだろうというのがあるからなのですね。
ヤッチのお父さんって、マーーーーーージで何を言っても二つ返事での快諾しかなくてですね…
どんなにお金が掛かろうが、時間を使おうが、労力が掛かろうが全て快諾!!
それでいて何も言わずに「俺は何もわからないですから」と見守っていてくれるのですよ。
何もわからないのに知った気をして口を出すのが99%ですからね冗談抜きで。
普通の親って教育熱心を勘違いしてるんだかなんだかわかりませんけども、甘やかすのですよ。
・親が言ってあげないとこの子は言えないから
・私がしてあげないと出来ないから
・ここは親が守ってあげるところだから
聞こえはいいけど、そんなもん自分でやらせろよ死ぬわけじゃねーんだからというねww
というように、まずはボクシング以前の問題がめんどすぎるのですよ。
そこをクリアしてから次にめんどいのが、我が子が強くなるために親が暴走するパターンね。
子どもが熱心に取り組んで、ある程度結果も出した!いくらでも応援しますよ!を間違うタイプの親ね。
筋トレとか練習とかを家や他所でやらせてしまうタイプは、これはこれでどうしようもないんですよ。
昔、未だにあの子は勿体なかったなと感じる天性の殴り合いの才能を持った子が居たんですね。
その子のセンスには親も気づいて、やれ筋トレだ!やれ自主遠征だ!おうちでも筋トレだ!家でも練習だ!と親がやっていました。
東北じゃ向かうところ敵なしでした。
ただ、太りやすい、筋肉が付きやすいという特徴があったので、小学生の今の身長で筋トレなんかしたら身長は止まる→止まったらその身長でその階級はチビ扱い→おまけに基礎を疎かにして左フック頼りのボクシング→距離が遠い相手がほとんどになるのに→腕を曲げて打つフックなんか距離が出ないから当たるわけがない→ディフェンスはほぼやってない→更にアマボク強豪高校でガチガチのフォームでフックすら打ちにくくされる→インターハイは1回戦で何もできずにボロ負けするぞ!
で、辞めた子が居たんですね。
「お父さんお気持ちはわかりますが、焦らないでください」
何度言ったことか・・・
結果、高3のインターハイの1回戦で6年前の予想通りの展開で負けて本人は泣きまくってたのですよ。
可哀想でしょ??
親が一生懸命過ぎるのとバカが重なると子供に影響が出るんです。
そもそも子どもはなんだかんだ楽しいから続いている!が前提ですが、全てをボクシングに捧げるしかなくなってしまった&それが正しいと思い込まざるを得なかったような子は必ず爆発します。
この辺は大型連休になれば海だ!山だ!川だ!猪苗代だ!と、しっかりとメリハリをつけて発散して遊べる場をボクシング内で作ることが重要ですのよ。
こうして本人の拠り所をジムにすれば、対処は出来ますので。
息抜きが出来ず拠り所がボクシング以外になってしまった子は必ず他で「遊び」を覚えますし、楽しいが前提というのは子供は色濃く出ているというだけであって、大人になってもベースは変わりませんので、自我が出来てボクシングより楽しい遊びが出来た瞬間に燃え尽き症候群になってしまうのですね。
というようにボクシング以前の問題があり、ボクシングが順調になってからもそれはそれで問題が出る・・・
そこを超えるヤッチのお父さんのような親がいるとは到底思えないのですよ(^^)
一番うまい醤油ラーメンを食ったら、他じゃ食えなくなるみたいな感覚です。
ヤッチに世界を取らせる。それだけで充分です私は。
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